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2012 パリ3‐(1)

11月30日(金)

8:00朝食

いつも朝は食べないくらいなので、これだけ食べれば充分。
でも、写真に残すと寂しい~。
時差ボケで1時間2時間おきに何度も起きてしまい、疲れが取れず…

9:10 ホテルを出発し、メトロでシテ島へ向かいます。
Grands Boulevards→Strasbourg Saint-Denis→Saint-Michel

シテ島内駅のエスカレータが壊れているようなので、サン・ミッシェルから歩きます。

サント・シャペル Sainte Chapelle

見学者の列に並び、厳重な手荷物検査を受けます。
隣にあっている最高裁判所への入場も同じ入口で、列は別。
どっちに並べばいいか分りにくい…。
かなり急いでいる人が割り込むように入っているのを数人見かけ、
入口が違うらしく戻ったり反対の入口から入る人も。
並ぶ列をもっと分かりやすくしてくれればいいのにと思います。

サント・シャペルは素晴らしいステンドグラスで有名です。
まずは、「下堂」と呼ばれる1階から見学。

側廊がない構造で、1階と2階の2層構造になっています。
1階は一般市民用で、2階は王様用とのこと。
とても落ち着く空間です。

狭い螺旋階段を上がり2階へ。
薄暗い階段から出ると360度パリ最古のステンドグラスです。

残念ながら工事中で一方の面がおおわれていたので、360度ではありませんでした。
ここへはオットと訪ねていて、そのときもあまりにも綺麗で心底感動しました。
2度目の今回もやはり素晴らしいです。

ステンドグラスには、創世記からキリスト復活までの歴史を語る1113の情景が描かれています。
西側にはバラ窓があり、そこにはヨハネの黙示録が描かれているそうです。

素晴らしい空間でゆっくりとここにいたい気持ちになります。

↑ 2011年4月オットと行ったクラシックコンサート19:00~20:00の様子
ステンドグラスの素晴らしさに感動しながらのコンサート。
日常とはあまりにも違う空間が忘れられません。

歴史的建造物を保存するには定期的な工事は不可欠でしょうけど、
その工事が自分が行くときに当たると非常に残念。
母にも360度の素晴らしい輝き体感してもらいたかったです。


10:30 続いて、コンシェルジュリー Conciergerieです。

14世紀から牢獄として使われていた施設で、
フランス革命時には4000人以上の人がここに収容され、2600人以上が処刑場へと送られました。
マリーアントワネットがギロチンにかけられるまでの2ヵ月半を過ごした場所です。

ここは初めて行く場所。
牢獄である場所を見るのはあまり気乗りしなかったので、他を優先していました。
行ってみての感想は、やっぱり気が重い…

薄暗い中、蝋人形で再現されているので怖さを感じます。

到着した囚人の名前等を記録をした「受付係」さんの蝋人形。
進んでいくと、牢屋がたくさん並んでいて、ギロチン前の準備室などもあり、気持ちが沈みます。

この扉の一つ一つの中には、蝋人形で牢獄の様子が再現されていました。
暗すぎてお化け屋敷のようにしか感じられず、写真も数枚撮ったけれど、怖いだけ。
3部屋あり階層ごと待遇に大きく差があったようです。
不衛生な雑居でわらで寝る貧しい人の部屋、
雑居ではあるがベッドがある少し裕福な人の部屋、
個室でベッドや家具を入れられるかなり裕福な人の部屋に分かれていました。

続く階段を下りると、ジロンド党の礼拝堂。

奥には、マリーアントワネットの礼拝堂(再現)があります。

そこから、「女人の庭」と呼ばれる中庭へ。

外へ出ると、囚人でもないのに気持ちが和らぎ、ほっと救われた様な気持ちになりました。
素朴な中庭は、女性の囚人たちが洗濯や散歩をした場所で、
数本の植え込みと小さな水飲み場があるのみです。

マリーアントワネットの独房

左手前には、薄いつい立てがあり、そこからずっと憲兵に監視されていたようです。
他の囚人の牢獄に比べれば、はるかに広いけれど、どんより陰気な空間。
前日に訪れたベルサイユ宮殿の華やかな生活からのこの状況をどう感じ、過ごしたのでしょう。
すべての責任を負わされ悪女とされたマリーアントワネットの後姿が悲しく見えました。

マリーアントワネットがコンコルド広場でギロチンで処刑されるときの絵もありました。

重々しい牢獄という雰囲気が終始漂っていたコンシェルジュリの見学を終え、
何となく解放されたという感じがします。

コンシェルジュリを出てセーヌ河の方へ歩いて行くと、
建物の角にあるのが、最近復元工事が終わったコンシェルジュリーの時計の塔です。
1370年頃設置されたパリで初めての公共時計なんだそう。

新しいこの時計は、ちょっとピカピカ感がありすぎて有難味が薄れている気もしますが、
これから百年以上も時を刻む始まりを見れたかもしれないなーと思っています。



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HN: miku*
旅行・食べること・写真が好きです。
優しいオットと仲良く2人暮らし。
2011.5月からクリニックに通いタイミング、AIH、IVFへとステップアップ。2014.10月に10週で3回目の稽留流産を経験しました。辛いことも多いけれど、
我が子にいつか必ず会えると信じています。
2015.2.26心拍確認、予定日は10月22日。
・Jour en bonheur・
フランス語で幸せな1日という意味です。

   


ベビ待ち3年と10ヶ月で再び赤ちゃんが!
2015.2.26心拍確認、妊娠継続中です

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